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MDRTの栄誉に向けて 富とは何か9

厚生年金は最高の終身保険
年金は生きている限り支給される有難い制度である。しかも、この制度は配偶者にも恩恵をもたらす最高の終身保険である。

人口の減少により、この制度にひずみが出てきている。政府はこの制度を維持すために運用を行うことでこのひずみの是正を行っている。

この制度のひずみの原因は、少子高齢化である。
少子高齢化が起きてしまった原因は解明されていないが、根本的な理由は生きるエネルギーの減少である。生きるエネルギーを無くした人類は、それでも生命そのものが持っている生存願望と医の発達による延命治療が人を100歳まで生きさせている。

生きることは人間にとって最高の富である。
しかも、厚生年金は、これを支える最高の終身保険である。

が、しかし考えてもみよう。
希望といえば、テレビに洗脳され、一割で与えられる決して完治することのない処方された薬を飲み、添加物まみれの加工食品を美味しくいただく。

最後の頼みは、「今だけ、金だけ、自分だけ」の社会。
この最後の頼みの綱が、我々の生活を脅かし始めた。

長生きをするために、厚生年金をなるたけ長くもらおうという悪魔のささやきが始まった。それが、厚生年金繰り下げという悪魔の罠である。

年金開始は65歳からであるが、70歳開始にすれば87歳で65歳からの支給を上回る。75歳開始にすれば91歳で支給を上回る。一カ月につき0.7%アップし、約84%アップになる。なんと魅力的な数字である。年金支給額15万支給額は277000円になる。

さあどうしますか!という刃が喉に突き付けられた。

喉ぼとけに突き付けられた刃は、長生きしたければ犠牲を払えということである。

生きることは最高の富であることを再考することが必要な時代に突入した。
この人間にとって最大の危機を乗り越える方法は、生きている限り富を作り続けることである。富を作ることが人間に課せられた人間としての課題である。