笑いとジョーク
笑いは和ませる。ジョークは単に笑わせる。
笑いもジョークも人間関係を円滑にする。
「和を以て尊しとなす」が聖徳太子が制定した十七条憲法の第一条に書かれている。これが第一条になっていることの意味は日本人は和み和ませることが少ない民族と聖徳太子は考えていたのだろう。
悪い冗談という言葉があるが、これは笑いではなく、ジョークの部類に入る。
例えば、岸田首相の所得減税などがこれにあたり、国民は悪い冗談だと受け取っている。
この悪い冗談が冗談ではないところを悪い冗談と受け流すことで和を保とうとすることに、我々庶民の智慧がある。
このところ悪い冗談が山積している。
・政治に参加する政党。参政党が会費を取っている党員を会議に参加せないこと。
・貯蓄から投資を掛け声にNISAを新NISAに変更し、政府一丸となって投資を進めているが、投資先はアメリカ。
・資産形成は、マイホームからインデックス投信へ。そして投資は自己責任で。
悪い冗談のオンパレード。
でも、我々庶民は「悪い冗談だよね」とすかしながら生きていく。
和を以て尊しとなす国民だから。
が、限界に近くなっている。