あら!いいね。

全ての価値は人が生み出す。

祈りと瞑想。

豊かさとは
生命(命)を支えるための必要が満たされていること。

12月の高尾。

久しぶりの高尾。紅葉が美しい。
真言宗の信仰のお山。

仏教は小乗仏教大乗仏教に分かれています。

小乗仏教智慧の完成を目指す仏教、大乗仏教は信仰によって悟りを目指す。小乗仏教はダンマパタ(発句経)が経典であり、大乗仏教は般若心経を経典としています。

仏教ではお釈迦様とブッタと二種類の呼び方をしていますが、お釈迦様は釈迦族の出身のため、お釈迦様と呼ばれています。

ブッタは悟りを開いた者という意味で個人をさす言葉ではなく、目覚めた者という意味です。

小乗仏教大乗仏教の違いは、「人生は苦るしみである」とのお釈迦様の言葉の解釈の違いから起きています。

小乗仏教は苦集滅道が悟りの根本であり、「生きとし生けるものが幸せでありますように」と祈り瞑想することで悟りに至り、大乗仏教は無苦集滅道と苦集滅道はないと説かれます。

般若心経は、行深般若般若波羅蜜多時を教えとしています。波羅蜜を深く行すればすべては解決することを教えています。

波羅蜜とは、布施、持戒、忍辱、精進、禅定、慧を行事なさい。この中でも特に布施を行うことで、「能徐一切苦」つまり一切の苦から解放されますと。

智慧の完成は信仰をもって完成し、信仰無くしては智慧の完成は望めないとし、行深、波羅蜜を深く行じることが幸せに生きる方法とする教えです。

聖書が旧約聖書新約聖書に分かれているように、仏教も小乗仏教(ダンマパタ発句経)と般若心経が一体となって初めて、仏法が完成するのです。

我々の望みは、豊かで幸せな生活です。
布施を深く行ずることから始める「能徐一切苦」の境地が豊かで幸せな生活への一本道です。