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全ての価値は人が生み出す。

MDRTの栄誉に向けて 富とは何か6

タンス預金100兆円の怪。

個人資産2000兆円。これは現預金、有価証券、株式などの見えるお金である。
タンス預金100兆円は見えないお金。誰が調べたのか不明であるが、、、、。

日本人は、本当にお金を貯めるのが好きな国民である。
汗水たらして働いて、稼いだお金を0.001%の銀行預金に預ける。お金を愛する人は貯めたお金と離れるのが嫌で、愛するお金と常に一緒にいたいという気持ちが強い。

お金を溺愛する。
この結果、お金は怠け者になり、ひたすら楽を決め込む。

かって江戸文化華やかなころの庶民は「宵超しの銭は持たない」ことを誇りにしていた。これが90度変化して、今だけ金だけ自分だけの社会を作り上げてしまった。

お金を貯めるのは好きだが、使う文化が育っていない。
お金は単に交換ツールであるのだから、交換=使うことで価値が作られる。
「タンスにごん」という防虫剤のコマーシャルがあったが、「タンスに現金」では何の役にも立たない。単なる紙のごみである。

お金は使ってこそ価値が出る。
しかも、お金は使い方によって人格が決まる。
お金の使い方が下品な人間は、どうも品性も下品である。

お金の使い方は教育である。
下品なお金の使い方になってしまった原因の一つに30年も続くデフレ経済がある。
良いものを安く!は言葉はきれいだが、良いものを安く作り「働けど働けど」の啄木の世界を作り、労働嫌いにしてしまった。労働嫌いになると安い商品を作らせる会社を嫌いになる。この循環を意図的に作り、教育に取り込まれた。

人は働かない、会社は儲からない。こんな日本になり挙句の果てが、今だけ金だけ自分だけの社会になった。

今30年の眠りから目覚め、
1憶2300万人が汗水たらして働こう、個人の金融資産2000兆円にも汗水たらして働いてもらおう。

私たちの働きが、私たちの金融資産が次の世代に豊かな生活をプレゼントできるよう。

我々が取り組む課題は、沢山ある。日本は大きな可能性を秘めた宝の国であることに目覚めよう。