あら!いいね。

全ての価値は人が生み出す。

狂う芸能プロ。

宗教が力を失った社会が見る世界

「永遠の〇」と「ラーゲリより愛を込めて」をプライムビデオで観る。
永遠の〇が百田さん、ラーゲリより愛を込めては辺見じゅんさんの作品。

極限状態での「愛」を描いた作品である。
時代背景は太平洋戦争末期である。

家族を愛し、戦友を愛し、日本を愛する。
ここに描かれるのは神信仰であり、仏信仰は出てこない。
この時代から仏信仰は力を失っていたのだろうか。

人は極限状態のなかではブッタの説く「さとり」は力を発揮できないということなのだろうか。

令和の時代、生命の極限から精神の極限の時代に変化している。
非常に不安定な時代のなかで、「さとり」は単なる哲学になってしまっているのだろうか?

300年の夢の時代が覚めようとした幕末の時代に黒住教金光教天理教が登場し人民
の心の平安に寄与した。300年の眠りからの目覚めに仏教の果たす役割は少なかった。

日本の宗教は、誠実、恩義、慈愛がテーマであり、他者への思いが神仏への祈りとして昇華する行為である。この日本の宗教が力を失い、皇室がDNA検査を必要とし、芸能プロダクションが性行為の提供場所となり、政治家は二枚舌を使い、経営者は脱税に能力を使かう。

誠実も恩義も慈愛も喪失してしまった令和の時代は価値観がひっくり返った幕末の時代を彷彿とさせている。

このまま、政治、経済、文化、宗教、哲学は落ちぶれていくのだろうか?
これを防ぐには何をすれば良いのか?

日本本来のこころのリバイバルは、神様と人間の関係の修復であろう。

「人は神を必要とし、神は人を必要とする」この想いが誠実、恩義、慈愛の社会の再構築の種子であろう。
ひとりびとりが「誠実、恩義、慈愛」の種まきをする時期が到来したことを感じ、実践することで宗教の世界を取り戻す。