あら!いいね。

全ての価値は人が生み出す。

喜寿のお正月

令和2年。新しい年が始まった。

元旦に長男が家族で年賀を祝ってくれた。

が、

長男家族が帰ったあとの静寂。

 

今年の課題とテーマを決めた。

課題は、執着。

テーマは、反始慎終。

執着は、欲しがること、嫌なことを避けたいことから始まる。欲しいものではなく、必要なもの、嫌なことは避けるのではなく、なぜ嫌なのかに向かい合うこと。この二つのことを見つめれば、人は自由をえることができる。人が生きていくうえで必要なものはそれほど多くない。最小限の必要なもので生きる生き方が若者の間で見直されている。ミニマムな生活者。ミニマリストといわれる若者たちである。人にとって最大の不安は経済である。経済の不安から解放されることは、人としての自由を手にいれること。人としての自由を手に入れることは、経済的自由を手に入れることである。

この最大の課題=経済的自由を手に入れるのは簡単である。生活コストを抑えること。収入以下のお金で生活すること。これを実行するためには、執着を管理すること。日々とめどもなく押し掛ける「欲しい」という感情、嫌なことはしたくないという感情と向かいあう。執着がどれほど多くの不安を作り、経済を不自由なものにしているか。

執着との戦いは、これもまた簡単である。「それは必要ですか?」と自分に問いかければよい。そして、この問いかけを朝に問い、夕べに振り返れば良いだけである。

執着にかかわりのない生活は、掃除の行き届いた生活。それは汚れのない心で生活を営む。朝日が美しく、夕日に一日の感謝をささげる生活。美と感動の生活は、人に約束されている楽園を作り出す。

人類が望む楽園は、どこか遠くにあるのではなく、今この手につかめる。この楽園を今日から生きていく。「執着」という課題に取り組みながら完成させていく。