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全ての価値は人が生み出す。

保障と資産形成と変額保険

人生100年時代と騒がれ、老後2000万円必要と煽られ、行き着く先は「変額保険で資産の作りませんか」。

誰が仕掛けているのだろう。
銀行ゼロ金利政策で誰が利益を得ているのだろうか。
老後2000万は現時点で考えての2000万であって、20年30後の2000万の価値は物価上昇20%と考えれば1600万ではないか。
長期、分散、積立というロジックは情報弱者からお金を巻き上げる格好のツールである。

保障と資産形成の変額保険は、
ゆとりある老後
家族の安心
介護のリスク
をうたっている。とてもうまく仕組まれた集金マシーンだ。

ゆとりある老後とは月35万の収入。年金の不足を補うための費用を用意しておくことが賢明な生き方ですよと親切そうに囁きかける。老後にゆとりが必要なのだろうか。グルメをすれば病が待っている、旅行を楽しもうとテレビがあおる。旅行=ゆとりある生活と刷り込まれている。そもそも人生に老後が必要なのか。
生老病死は定めであり、これから逃れることはできない。グルメや旅行を楽しむために老後という生の終わりが作られているわけではない。作られた不安は必ず誰かが自分の利益のために仕掛けている。大半はテレビから大量に流れだす洗脳広告であろう。テレビをすてれば今が最高の人生であることに気が付く。テレビを捨てよう。

家族の安心とは何だろう。子供は成人するまでは親の責任はある。もしも一家の大黒柱がなくなっても日本にはセーフティネットが作られている。日本人は死亡保障が大好きだ。死亡保障はほぼ100%に近い加入である。が、この死亡保険金の大半は支払われることなく保険会社を通じて海外に特にアメリカに流れ込みアメリカの経済を支えている。この保険金が国内のとどまり国民を豊かにすることに使われれば生活に不安のない国が作られる。

介護のリスク。介護。これほどばかげた病気はない。介護をリスクとしないためには介護という言葉をなくすることである。自堕落な生活が介護を生み出す。介護状態になることを拒否する生き方。この覚悟を持てば人は介護状態になることはない。

保障も資産形成も己の叡智を絞って行うことである。
他人任せにしてはならない。他人任せにしたとき人としての品格を落とす。

働かざる者食うべからず。名言である。
五観の偈
・一つには功の多少を計り、彼の来処を量る
・二つには己の徳行の全欠を忖って、供に応ず
・三つには心を防ぎ、過を離るることは、貧等を宗とす
・四つには正に良薬を事とするは、形枯を療ぜんがためなり
・五つには成道のための故に、今この食を受く
せめて、いただきます。ごちそうさまを言葉にしよう。
自灯明法灯明。明かりは自分の中、真理の中にしかないことを覚えよう。

情報の出所をしっかりと抑えることは人生の一大事である。